浪漫いっぱい!京田辺市観光協会 京田辺道中記

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京田辺玉露のおはなし

京田辺市は、日本でも有数な玉露の産地です。
過去に日本で一番優れたお茶を決める全国茶品評会において玉露部門の一等一席(農林水産大臣賞)を数多く輩出。
その年の優れたお茶が出来る地域に贈られる産地賞も何度も受賞しています。
そんな良質なお茶がこの京田辺で出来ていることをご存知ですか?
このコーナーでは、そんな京田辺玉露の魅力と美味しさの秘密に迫ります。

☆玉露って?☆

参考資料:「京田辺玉露ブレイクタイム」(京田辺市広報紙)より

なぜ京田辺玉露が日本一なの?

京田辺の玉露は、1948年第二回全国茶品評会において玉露部門一等一席(農林水産大臣賞)を受賞した
故山下新一氏をはじめ、15回の一等一席を受賞。
良質なお茶が出来る地域に贈られる産地賞も、11回受賞しています。
最近の品評会は、味の旨味や香りより、茶の形を重んじる傾向があり、苦戦をしていますが、目利きのプロである全国の茶業者からは、審査の後行われる出品茶販売会において、他府県上位出品者よりも高値で入札され、
ほんまもんの玉露として評価されています。

京田辺玉露はなぜ美味しいの?

京田辺玉露はなぜ美味しいのでしょうか?
それは生産家の卓越した技術と丁寧な茶園管理、肥培管理から成り立っています。 有機肥料を中心とした
肥培管理により、玉露に適した土作りを行い、日々茶葉一枚一枚にまで目を行き届かせ、茶の木が必要とする
時期に必要な肥料を与えるといった経験と技により日々管理されています。
また、春になり、新芽が出ると同時に茶園に菰や寒冷紗で覆いをし、光を遮光し約40日間かけてゆっくりと大地の成分を茶葉隅々に吸い上げさせるため、天然の旨味成分が多く含まれます。
このように手間隙かけて作られることにより、渋みの成分であるタンニンが少なく、甘味旨味の成分である
テアニンが多く含まれた京田辺特有の玉露が生まれます。

☆茶園の管理の様子☆

京田辺玉露はどうやってつくられているの?〜茶摘と工場〜

約40日間、遮光し育てられた新芽は、八十八夜(5月2日)前後には4枚から5枚の新芽をつけます。
その新芽は京田辺独特の「しごき摘み」と言われる摘み方で、茎を残し茶葉一枚一枚、摘み妓さんの手で丁寧に摘まれます。 新芽を傷つけずに大切に摘むため、ベテランの摘み妓さんでも一日10kgほどしか摘むことが出来ません。(製品になると2kg程度になります)
その茶葉を荒茶製造工場に持ち込みます。京田辺の玉露製造工場は、ほとんどが一回30Kgまでの小規模な機械で作るため、茶葉一枚一枚の状態を人の感覚で確かめて製造出来ます。
こうした職人の熟練の技と感性により最高の玉露が作られます。

京田辺玉露はどうやってつくられているの?〜製造工程〜

丁寧に手摘みされた茶葉は玉露製造工場に持ち込まれます。
まず、茶葉を蒸し器に通し、茶葉を蒸します。玉露の出来を左右する大事な作業です。
この蒸しの工程が日本緑茶のみで行われている工程で、蒸すことによって、発酵を止め、緑豊かでビタミン豊富な日本茶が出来上がります。
通過時間は18秒から24秒、高温で蒸し、その後すぐに冷却します。
その後粗揉(荒もみ)・中揉(中もみ)・精揉(仕上げ)の熱を加え揉む工程に入ります。
それぞれの工程で茶葉にあわせて加える熱の温度と揉み上げる力を調節し、煎茶などの大型機械の2倍ぐらいの時間を掛けゆっくりと揉み上げます。

京田辺玉露はどうやってつくられているの?〜乾燥と精選〜

蒸し、揉みの工程を経て揉みあがった茶葉は、最後に乾燥機にかけられ乾燥されます。
玉露の乾燥は、煎茶などの大量生産型のドラム型乾燥機と違って、昔ながらの棚式の乾燥機で丁寧に乾燥されます。ドラム型はドラムを回しながら乾燥するため 茶葉が擦れてしまいデリケートな玉露の茶葉が傷んでしまうため棚式でしか出来ないのです。これで荒茶製造の工程(生産農家が行う工程)は完了です。
そこから京田辺の販売業者などで精選の作業が行われます。精選は茶葉には粉や茎が含まれるため、その選別と再度の乾燥を行います。
このような作業を経て、商品としてお店に並ぶ時には、生茶葉10kgが約1.5kgになっています。
熟練の技で作られる玉露は、まさしくキングオブグリーンティなのです。

☆くわしい製茶方法はこちら☆

京田辺玉露の特徴

前回までの玉露づくりでもわかるように、丁寧に丁寧に作られる京田辺の玉露は、他のお茶とは比較にならないほどの旨味成分が含まれます。
「まったり」と言った表現をされるように、甘みが強く、喉ごしが良いのが大きな特徴です。
旨味の成分で、脳・神経機能に作用して、興奮を抑え、リラックス効果を与えることが明らかにされ、生理活性の点からも注目されているテアニンが多く含まれ、旨味の最大要素の遊離アミノ酸(アルギニン等)の量なども、他のお茶とは比較になりません。

京田辺玉露の有効成分

日本緑茶には健康に良い、色々な成分が含まれております。
旨味成分の多く含まれる玉露には、普通の煎茶よりも多くテアニンが含まれます。もちろんカテキンやカフェインも含まれ、その相乗効果で、脳障害を妨げる可能性があるといわれています。
また、常飲する事によってボケ防止になる効果があるといわれています。
テアニンには、心を落ち着けるリラックス効果があるといわれ、玉露をゆっくり淹れて味わう事によるリラックス効果と共に、科学的にも精神を落ち着かせる効果があるようです。

京田辺玉露の美味しい淹れ方

玉露の旨味を十分引き出すには、ゆっくりと時間を掛けて淹れるのがコツです。
したがってお湯の温度を十分下げる必要があります。お湯を湯冷ましや茶碗で約50度まで下げます。
急須に茶葉を約10g(大さじ二杯)入れ、湯冷まししたお湯を、茶葉が浸る程度いれ、約2分間静かに待ったら、茶碗に人数分に注ぎ分け出来上がりです。
二煎目以降は少しずつ時間を短くしながら同じ温度で淹れると、四煎目ぐらいまで美味しく飲むことが出来ます。
茶殻は醤油やポン酢を掛け召し上がることも出来ます。

くわしくはこちら

京田辺玉露の美味しい淹れ方(水出し)

夏は暑くて温かいお茶はちょっと・・・という方も多いと思いますが、ビタミン豊富な玉露を水出しで是非お試しください。
玉露は、旨味の成分であるテアニンやアルギニンが豊富なため、時間を掛けて淹れても渋味があまり出ません。
急須やティーポットに茶葉10gを入れ、ミネラルウォーター(60cc程度)を直接注ぎ、約10分で美味しい水出し玉露が完成します。
「もっと美味しく」という方は、茶葉10gに直接氷を急須に入れ溶けていく氷の滴でお召し上がりください。
マッタリとしてさわやかな冷たさが味わえる究極の美味しさです。

玉露は茶殻も美味しい

玉露を淹れた後の茶殻にも、まだまだ身体に良い有効成分が含まれています。温めのお湯で大切に淹れた玉露の茶葉は、青み野菜のおひたしのように柔らかいので、胡麻を掛け、ポン酢や醤油を数滴たらせば玉露おひたしの完成です。
また、ご飯にまぶしておにぎりにしたり、混ぜご飯としても楽しめます。ただ、茶葉のまま常温で置いておくと酸化が始まり茶葉の色が変色したり、苦くなったりするのでお茶を淹れたあとすぐに処理するか、冷凍で保存することをお勧めします。
丁寧に育てられた京田辺玉露は、最後の一葉まで美味しくいただけます。

煎茶も楽しもう

京田辺では、ほとんど作られていませんが、日本茶の生産量の90%近くを占めるのが煎茶です。
煎茶は、玉露と違って太陽の光を十分受けて育つので、さわやかな渋味が持ち味です。この持ち味を十分引き出す淹れ方は、3〜5人分で茶葉の量は8g、お湯は少し冷まして80度ぐらい、ポットから茶碗にお湯を移し変えるだけでこのくらいの温度になります。このお湯を急須に入れ約40秒〜1分間静かに待って、茶碗にまわし注ぎます。
二煎目からは少しずつ浸出時間を短くして三煎目ぐらいまで美味しく召し上がれます。

抹茶を楽しもう(1)

玉露と同じように京田辺では、抹茶の原料である碾茶(てんちゃ)も上質なものが作られます。
毎年、8月に行われる関西茶品評会審査会において、その年の優秀者に贈られる農林水産大臣賞を平成18年は
玉露、碾茶の両部門において京田辺市の出品者が獲得されました。玉露も碾茶も日光を遮断して作る事は一緒ですが、製造の方法が違います。蒸して揉みながら仕上げていく玉露に対し、碾茶は、蒸した後あぶる事で水分を抜き仕上げます。出来上がった碾茶は、茎や葉脈を外し石臼で挽くことによって抹茶になります。最近は、早く挽くことの出来るマシンも出来ていますが、本来の抹茶は、石臼で引くことによって独特の旨味と香 りを引き出す事が出来るのです。

抹茶を楽しもう(2)

抹茶を点てることが難しいと思われている方が意外と多いようです。
本来お茶の中で一番簡単なのは抹茶なのです。まず、茶碗と茶筅(ちゃせん)を用意します。茶碗に抹茶を約2g入れ、80度ぐらいに冷ましたお湯を60cc程入れ、茶筅でMの字を書くように素早くかき混ぜます。きれいに泡立ったら美味しく召し上がれます。作法などにとらわれずに、緑茶の成分をまるごと摂取できるお抹茶をお楽しみください。
また、アイスクリームやヨーグルトにそのまま振りかけたり、ケーキやスイーツの食材としても利用できます。

ほんまもんのお茶を楽しもう

10月の第1日曜日に一休寺で行われる京田辺市茶まつりをはじめとして、花見ウォーク、文化祭、産業祭などでも様々なお茶にまつわる出展がなされます。
特産玉露の無料接待や販売、手もみの実演、玉露そばの販売などが毎年行われています。
また、良いお茶を選ぶポイントは色つや、香り、水色、味の4つです。様々のものを飲み比べて満足のいくものを購入してください。お茶は吸湿性が高く、変質しやすいので、新鮮なものを少しずつ買うことをお勧めします。

手もみ玉露

京田辺では玉露作りに手もみの技を生かすべく、手もみの技術研修とその担い手を育てるため、茶塾が開催され、名誉市民であり手もみ玉露の名人でもある塾長山下壽一氏が塾生の自主性を尊重し指導を行っておられます。
山下塾では、現在8名から10名の塾生が、茶園作りから手もみの技術習得まで、様々な技術の継承に力を注いでいます。同じ緑茶でも、煎茶は「自然の恵みを受けた茶」、玉露は「作り手の技術よって作られる個性あふれる茶」です。色々な行事でその技を披露されていますので、是非一度ご覧になってください。

手もみ玉露の体験

山下塾では、月に一度、普賢寺ふれあいの駅で、手もみ玉露の体験と玉露の美味しい淹れ方教室を開催しています(有料)。
この体験教室では、参加者の皆様に露切りから板ずり・乾燥までを自ら体験していただき、出来上がった手もみ玉露をお持ち帰りいただけます。
また、日本茶インストラクターによる美味しい玉露の淹れ方教室も行われ、京田辺の美味しい玉露を最高に美味しく、自分で淹れて味わっていただけます。



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